SI-Vとは、いったい何なのでしょうか?まず、SI-Vが始まった頃のことを少し説明します。
20世紀の初頭、ロンドンでセルフ・アウェアネスのコースを行っていた時に、英語型コミュニケーションと日本型コミュニケーションの狭間にいて、慮りを必要とする日本型コミュニケーションが正確さを欠くために、誤解しやすい点を改善するだけで、英語でのコミュニケーションが円滑にいくということに着目し、私自身の話し方を変えるために、内容が凝縮されシンプル化した言葉を話すように努めたところを基本としています。
このようなシンプル化のことを「シンプリフィケーション」と言います。
しかし、このシンプリフィケーションの本来の目的は、実はコミュニケーションではありません。
コミュニケーションそのものは、目的ではなく「方法」です。
語源となるラテン語の「コミュニカーレ=共存・共有」を目的とするための手段です。
SI-Vとは、本当にコミュニケートするためには、どうすればよいのかを真剣に考える必要があった私と99人の人たちが、ともに作り上げた方法です。
初期のSI-Vは、特に人のサポートを仕事とする人や、心理学に従事している方たちに興味をもたれ、磨かれてきました。
カバラの生命の木と4つのエレメントがSI-Vの構造を成しています。4つの段階を順番に辿ってインタヴューしていくだけでいいのです。
ロンドンでラフスケッチをしたSI-Vを日本に持ち帰ったところ、言葉に敏感なある編集者が協力をしてくれるようになりました。
その方法は、私の考えをじっくり聞き、疑問のある点は聞き返し、感じたことは、素直に言葉にして返すという「カウンセリング」に似た方法でした。
私がこの編集者に話したことは、英語型コミュニケーションについてと、カバラの生命の木をもとにした、現実創造のための4つの段階。
4つの段階に匹敵する、4つの界とエレメント=火・風・水・土。
そこに、
彼女が対等感を重んじるアサーティブな話し方(自分の意見を主張すること)を持ち込み、次の4つの段階を約30分間で行うというSI-Vの基本構造と独特のスタイルが出来上がりました。
1.3つのキーワードを拾う。
2.シンプル化のテーマを特定し、インタヴューする。
3.リラックゼーション
4.出てきた答をシンプルな言葉にすることで再認識する。
SI-Vは、私たちがCDCllc.を起業しなければならないほどの勢いで、鹿児島から帯広までの広範囲に渡って、講習会とワークショップの形式をとって研鑽されていきました。
現実世界を立体+時間の4次元とすれば、そこを俯瞰することができるのは5次元ということになります。5次元意識とは俯瞰する意識のことです。
2011年1月2月にはオーラリーディングなども取り入れ、シンクロニシティが多発するコミュニケーションの方法として、新たに[SI-V7]と名付け、モニターを行い、3月からこの新たな方法を広めて行く準備にとりかかりました。
その後、3.11が発生し、[SI-V7]はしばらくお蔵入りになってしまいましたが、そこから3年間、さまざまな場面で、実際にSI-Vを用いて、現実創造をしてきた結果、SI-V7は、SI-V inter dimensional communicationとなって、真の姿を現しはじめました。
inter dimension communicationとは、異次元間コミュニケーションを意味します。次元の壁をワームホールを通ってあちら側に出たり、こちら側に出てきたりする身体を伴うタイムワープの世界に住む存在は、inter dimensional beingと呼びます。
いつの日か、人類は、このような存在に進化していくのかもしれませんが、SI-Vでは、今はまだ夢の次元移動ではなく、意識の次元を現実次元に反映させていくためにコミュニケートするためのものです。
5次元意識と呼ぶ「俯瞰する視点」から、この現実次元を見渡し、今ここからの未来を創造するための中心核となる「意識」を明らかにしていきます。
5次元意識は、現実創造に一番近い意識ですが、現実のルールや制限から解き放たれているので、よく「夢」や「希望」と名付けられることもあります。潜在意識のように海にランダムな記憶が泳いでいる様子とは異なり、クリアに意図されたビジョンが、次元の壁をすり抜けて、こちら側に出現するようか感覚です。
よく「自分らしく生きる」と言いますが、自分らしさは、どんどん自分を貫いていくことで見えてくるものです。
SI-Vでこのような異次元間コミュニケーションをとりはじめると、
まず、シンクロニシティの体験が豊富になり、シンクロの回廊を潜り抜けていくかのように、自己変容を体験しながら、現実とビジョンのバランスがとれてくるようになります。
平たく言えば、求めている現実を創造しやすくなるために、自分らしい生き方ができるようになります。
また、もっと簡単に言えば、自分以外の他者は、すべてあなたにとって異次元と言っても過言ではありません。まったく異なる宇宙なのです。
ですから、宇宙構造として似通っているとしても、そこで創造されているものは個性的な宇宙です。
異なる宇宙である他者とコミュニケートすることは、だから難しいのです。そして、だからこそ、とる必要があるのです。
すべてのコミュニケーションはinter dimensional communicationであると仮定して眺めてみてください。それが眺められたら、あなたの意識は5次元意識のステートを体験しているも同然です。
SI-Vと5次元思考についての詳細は、拙著「五次元思考実践ガイド」に書かれていますので、ぜひ、お読みください。
実践的なSI-Vは、今後コミュニケーション講座として行っていきます。
こちらに予定を載せますので、アップデートをチェックしてくださいね。
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