コミュニケーションには、極意があります!

パリのオルセー美術館より
パリのオルセー美術館より

また、パリに行きたい衝動がやってきています♪

 

行きたければ行けばいいのに、何かと理由をつけなければ行かないパリ(笑)

クライエントさんには、

 

パリ?行きたいなら、行くことね!

などと言いながら、

 

それは、実は自分じゃないか・・・と(笑)

 

今年ハ結婚記念日という理由をつけて行ったので、今度は結婚式を挙げたけど

ハネムーンに行ってないので・・・という理由にしようか、どうしようかと

 

理由など必要ないのに、考えている始末。

 

さあ

 

こっちへおいでなさいと、オルセー美術館の中から★が私を呼んでるのにね(笑)

 

ということで

今日のブログの内容に進みます。

 

昨日の日曜日のこと。

 

夫がやっている英会話のレッスンのお手伝いをしながら
ちょっと、気になったことがあるので、書きとめておきます。


たとえば
あなたは、どんなタイプの洋服が好きですか?

と、聞かれたとしますね。

特に
タイプなど気にしていないので

「別に、ありません。」

で、

加えて


「着れれば良いので(笑)」

と、冗談で締めくくる。

と言う方法もあります。


または、

「わかりません。考えたことがないので。」

と、はっきとわからないと言う方法もあります。


黙っているよりか
数段も数倍もよいのですが
このお返事の仕方では、それ以上「会話」が続かなくなります。

そこからの関係ができていかないのですね。



夫婦関係の中でも、よくあることだと思うのですが
奥さんが

「あなた、今晩何が食べたい?」

と聞くと

「別に、なんでもいいよ。」
とか
「何かさっぱりしたものでいいよ。」

などと簡単に答えられてしまうことがあると思いますが、それとかなり似ていて

「さっぱりしたものって、どんな?」
と、たたみかけるように聞くと

「わっからないよ~。僕は忙しいんだ。君、主婦のプロだろ?」

なんて、言われて
ぎゃふん・・・

ぶ~っ!
と言うこともあるかと思います。

そういうことと似ていて
そういう会話をしている両親を見て育つと、
そういうものが「会話」だと思ってしまうので
なかなか、それ以上の会話に進めなくなってしまいます。

どんなタイプの洋服が好き?

と聞かれて、さっと考えをめぐらしてみると
ああ
けっこう、よそいきよりも普段着が好きかも。

ってことはカジュアルってことだな

と、ここまでは考えられると思います。

しかし

それでは「会話」をする際の情報提供が、相手に対して少なすぎます。

もう一歩考えて、
国の名前を入れてみるとか、
デザイナーの名前を入れてみるとか
年代をいれてみるとか

そういうことをすると
次の話題が展開しやすくなるので、相手に優しいですし
会話というものを創造していく姿勢が見えますね。

たとえば
カジュアルなタイプの洋服が好きです。

これを
イタリアン カジュアルなタイプの洋服が好きです。

とか
アメリカン カジュアルのベージュ系のものが好きです。

とか
ラルフ ローレンのようなカジュアルなタイプの洋服が好きです。

とか

変わったところでは

セントラル東京タイプのカジュアルと70年代のロンドンカジュアルが好きです。

と、あなたしかわからない言葉でもよいので
自分が言いたいことを表現してみることもお薦めです。

しかし

そんなこと、すぐには答えられないよと言う人は
日常生活で、自分が何を好んで何を選んでいるのかに対して
もうすこしばかり意識的になってみることが大切だと思います。

でないと
せっかく英会話ができるように単語が身に付き、センテンスがつくれるようになっても
結果的に会話にならないのです。


その逆に
言葉も知らず、センテンスも作れないのに会話はできることがあります。

学校の点数などを気にしない人たちは、そういうことが上手で
イギリスでもピジョン イングリッシュと呼ばれる片言英語を話している人たちは
特に、教育などなくても話せています。

伝えたいことがなければ
話す必要はないし、話さなければ人間関係はできないし
人間関係がめんどくさいから話さないこともあるし
一人の世界が好きだから、誰とも関係したくないと言う人もいるだろうし

世界にはいろんな人がいますが

自分を変えようと決心したら
世界の見え方も、関係性も全部変わってくるので

言葉足らずだと思う人は
ここまで考えて話してみるといいな~~と
英会話のレッスンの場で、

SI-Vで感覚を言葉に転換する訓練をすると
変わるのにな・・・・と

つくづく思った次第です。